教養演習-6
  言語学へのいざない
FUJITA TOMOKO 
藤田 知子
2単位 
1〜4年 
後期 
30005006

文化が違えばことばも異なり、その用法にも微妙な違いがある.日本語を英語など他の外国語と比較すると、日本語と日本文化のユニークさが浮き彫りになると同時に、ことばが文化と社会の構造によって規制されていることがわかる.人を表すことばである人称代名詞や親族名称の日英の違い、「大きい犬」は何を規準にして「大きい」と言えるのか等、具体的な問題をとおして言葉のもつ諸性質を考えていく.
各章を数名で分担・発表し、その後、全体で討論し、理解を深めていく.

評価方法: 口頭発表、授業への参加度、レポートにより総合評価する.

テキスト名: 鈴木孝夫ことばと文化岩波新書1973

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.オリエンテーション
2.鈴木孝夫「ことばと文化」
第1章 ことばの構造、文化の構造
3.第2章 ものとことば(1)
4.ものとことば(2)
5.第3章 かくれた規準(1)
6.かくれた規準(2)
7.第4章 ことばの意味、ことばの定義(1)
8.ことばの意味、ことばの定義(2)
9.第5章 事実に意味を与える価値について(1)
10.事実に意味を与える価値について(2)
11.第6章 人を表すことば(1)
12.人を表すことば(2)