身体運動文化論
身体再考
TOMIMATSU KYOICHI
富松 京一
2単位
1〜4年
後期
30004300
利便性の現代において身体性と文化の関係は希薄になりつつあるように思われる。日常の所作を中心に身体の在り方と文化の関連(変化と推移)を考察し、ヒトのヒトとしての身体を確認する。
評価方法:
出席点(25)、リアクションペーパー(25)、レポート(25・25)
注意事項:
講義だけでなくワークショップとしての実践もあるので、動ける服装が必要です。
授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.
オリエンテーション
2.
受講者確認
3.
日本における伝統文化と身体所作:1。座と姿勢
4.
日本における伝統文化と身体所作:2。歩き方と仕事
5.
歩行文化形態のいろいろ:遍路、登山、ワンダーフォーゲル、ハイキング、トレッキング、競歩、行進、など。
6.
歩行文化形態のいろいろと実践
7.
走の文化形態のいろいろ:駅伝、マラソン、100m競走競技、スタディオン走、「速さ」がつくる文化
8.
走の文化と人物史:ソン・キヨン、円谷幸吉、エミール・ザトペック
走の文化と映画:「炎のランナー」
9.
遊び文化としての「跳び」のいろいろ:こどもの遊び文化としての「跳び」・・縄跳び、ゴム跳び、ケンケン
(文化の掘りおこし)
10.
こどもの遊び文化としての「跳び」の実践と身体性(文化の伝承者として)
11.
スポーツの身体性:サッカー(世界最大のスポーツ人口)
12.
スポーツの身体性:野球(イチローの大リーグ記録262安打と4割打者)
13.
スポーツの身体性:日本の伝統的スポーツ「大相撲」
14.
スポーツの身体性:伝統と国際化の間の「大相撲」
15.
まとめ