教育学
  -学校教育はどう変容するか-
NISHIMURA FUMIKO 
西村 史子
2単位 
1〜4年 
前期 
30002600

本授業の目的は、我が国の学校教育制度を知ることである。幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学と、自らの経てきた学校の法的根拠としくみ、歴史、教育現場が抱えている諸問題を学ぶ。特に、義務教育制度の整備拡充をとおして、教育を受ける権利や教育機会の平等がどのように保障されてきたのかを理解してほしい。

評価方法: 出席状況とレポート。

テキスト名: 佐藤順一 編著現代教育制度学文社2004

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.幼稚園と保育所(保育園)のどちらに通いましたか?:幼稚園と保育所の違いと歴史
2.もっと長く子どもをあずけたい親が急増:幼稚園と保育所の統合の動向
3.小学校はいつから6年制になったのでしょう?:義務教育の普及の歴史
4.小学校への入学から卒業するまで、親がすること、子どもが学ぶこと
5.中学校はかつて男子だけのものでした:第二次世界大戦までの中等教育制度
6.中学校3年間は怒濤のように過ぎる:義務教育機関としての戦後の中学校
7.不登校児童生徒の増加にみる義務就学制のほころび:義務教育制度の改変の動向
8.高等学校も大学もやはり男子ばかりでした:第二次世界大戦までの高等教育制度
9.みんなが進学する高等学校:中等教育機関になった戦後の高等学校教育
10.「15の春を泣かせるな」がもたらしたもの:中等教育制度の改変の動向
11.大学進学率は50%に:戦後の高等教育制度(中等後教育制度)の整備拡充
12.日本と諸外国の教育制度を比較してみる
13.まとめ