政治学I
  転換期の日本政治
NAGAI HIROSHI 
永井 浩
2単位 
1〜4年 
前期 
30002000

戦後60年を迎え、日本の政治は大きな転機に立たされている。戦後の平和と経済発展を支えてきた基本的なシステムが、さまざまな問題をかかえ問い直されようとしているのだ。なぜそうなったのか、解決策は何なのかを、政治学の基礎知識をもとに考え、これからの民主主義のあり方を考えたい。

評価方法: 期末の試験・レポートを中心とするがその他の要素も加味して総合的に判断する。

テキスト名: テキストは特に指定しない。参考書は授業中に適宜紹介する。

注意事項: メディアをつうじて日々の政治の動きに関心をはらうようこころがけてほしい。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.政治学とは何か
2.戦後日本政治の確立過程
3.日米安保体制下の経済発展
4.置き去りにされた沖縄問題
5.高度成長と日本社会の変貌
6.自民党一党支配体制の功罪
7.政党と圧力団体
8.「55年体制」から「改革」の時代へ
9.難航する行政改革
10.政治過程における官僚制
11.日米安保の変質と平和憲法の空洞化
12.戦後民主主義の財産をいかに活かすか