フランス語II(a)E
  
TANABE YASUKO 
田辺 保子
1単位 
2〜4年 
前期 
20012105

評価方法: 出席、授業態度、提出物、テスト結果等を総合的に判断します。

参考文献: 藤田他東京・パリ初飛行駿河台出版社

  テキストは開講時に指示します。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.皆さんは一年次にどんな動機でフランス語を選択したのでしょうか? 旅行の時に便利だから。本や雑誌を原語で読みたいから。フランス人の友人がいるから。なんとなくおしゃれだから。将来ファッションや料理の方面に進みたいから。あるいは国際機関で働きたいから、などなど。
一年間の学習は、そういった皆さんの期待に答え、フランス語やフランス文化への入り口となったでしょうか? 「難しかった!!」という声が聞こえてきます。確かに新しい言語の学習ですから、最初は覚えることがたくさんありました。特に男子名詞/女性名詞の区別、動詞の活用にはうんざりだったことでしょう。その基礎学習に耐えたのですから、2年次では少し楽しんで、実際に使う練習をしてみませんか?
このクラスでは映画を教材に使用します。映画はストーリーを追うだけでも興味深いものですが、登場人物達の様子、心理、置かれている立場、社会的背景、話されている言語、シチュエーションなど、掘り下げれば掘り下げるほど学習対象としても豊富な可能性をもっています。一年間学習しただけで話されているすべてを理解するのは到底無理ですから、日本語字幕も活用します。最初は一年次で学習した内容にそって、やさしい会話の場面から初めて、徐々に複雑なシチュエーションもフランス語で理解できるように、映画を選択したいと思っています。半期に2〜3本の映画が材料となるでしょうか?
アクティビティーに関しては、皆さんと相談しながら考えて行きますが、新しい単語調べ、知らない文法の学習から初めて、登場人物の心理分析をしたり、物語の背景の歴史や、社会状況を調べたり、会話を聞き取り、時には書いてみたり、日本語字幕が正しく訳されているか調べたり、自分達で字幕をつけてみたり、料理が出てきたらレシピを調べてみたり、映画をネタにいろいろなことをしてみようと思います。皆さんも希望をどしどし提案してください。調べていくといっても宿題としてではなく、基本的には教室内のみでの作業となります。
教室では映画を見た後での作業が多くなります。最初のうち、新しい文法項目は一年次で使用した「東京・パリ 初飛行」を参照、使用しますので必ず持ってきてください。また作業では辞書も必携です。練習問題や参考資料などのコピー配布が多くなりますので、管理をしっかりしてください。