このクラスは、選択外国語のスペイン語で、国際言語文化学科のポルトガル語専攻の学生のために開講される。週2回の授業を1年間続けて、スペイン文法全体を把握して、読む、書く、話す、聞くの四技能を修得するように計画されている。まずその第1段階が、週2回の授業で、ひとつは文法中心で読む、書くことを教え、もうひとつは、話す、聞くを中心に教えたいと考えている。一応の目標は、動詞の時制で言えば、直説法の動詞の活用ができるようにしたい。 文法は似ているので、早めに進んで行くかもしれないが、ネーティヴの授業は、色々な表現を覚えて行かないといけないので、直説法でも、現在と完全過去ぐらいを使った表現に留まるであろう。「お腹がヘっている」という表現も、estar comを使わず、スペイン語ではterに当るtenerを使って表現する。文字を見て理解しても、聞いてわかるのは時間がかかるものである。スペイン語とポルトガル語は似ている故に、見ればわかるが、かなり似ているので、きちんと動詞の活用を覚えるのは難しい。完了形に使う助動詞もスペイン語ではterでなく、haverにあたる動詞を使う。スペイン人でも、ポルトガル語を聞くのは優しいが、正しいポルトガル語を話すのは難しい。
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