後期(金・3)時間割表へ
    総合演習D
  リフレクティブ・プラクティス
TAKEDA AKENORI 
武田 明典
2単位 
2〜4年 
後期 
70002204

・総合的学習の趣旨である、個性ある生徒の可能性を生かし、総合的な視点で物事を考察し、主体的に学習に取り組む態度を養うためには、教師自らがそれらの態度を備えていることが前提である。本演習では、参加者がリフレクティブ・プラクティス(内省訓練;以下、RPと略す)を体験することにより、教師として、生徒に総合的学習が有効に教授できるような思考法を身につけることが目標である。
・授業内容については、教官が日本に紹介しているRPを参加者が体験することにより、自己洞察、他者理解、クリティカル思考法、内省的コミュニケーション能力を体得する。また、集団力学、クリティカル思考法、総合的学習の原理・実践事例について、グループ発表を行う。11回目以降のRP演習では、「総合的な学習の時間」の企画や学校教育問題について議論していく。さらに、定期的課題として、2回目以降、参加者各人が全員あてにA4版「個人ジャーナル」を発行し、参加者相互が、各々フィードバックを行い、相互支援の環境の中で、内省力を養う。

評価方法: ・出席、RP参加態度、グループ発表内容、個人ジャーナル、期末レポート、以上の総合評価。

テキスト名: ・テキストは使用しない。適時、和書・洋書文献資料を配布する。

注意事項: ・RPはグループ・カウンセリングの要素を含むので、最大18名程度のクラスを想定している。
・RP参加による各個人の変容過程が重要であるので、特に、出席を重視する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.参加グループ員紹介とオリエンテーション
2.RPの原理
3.RPの体験
4.RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」― 1
5.グループ・カウンセリング(グループ発表)
6.RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」― 2
7.集団力学(グループ発表;ビデオ)
8.RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」― 3
9.クリティカル思考法(グループ発表)
10.RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」― 4
11.総合学習の原理(グループ発表)
12.総合学習の実践事例(グループ発表)
13.RP演習:ファシリテーターの体験 ― 1
14.RP演習:ファシリテーターの体験 ― 2
15.RP演習:ファシリテーターの体験 ― 3 「期末レポート」の提出