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地域・国際研究演習-11 東南アジア社会研究ゼミ |
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東南アジア社会の様々な事象に着目し、その背景となっている社会構造や変容過程について考察することを目的とする。主な共通テーマは1)「近代化」、経済開発に伴い急速に変化する社会の態様について考察する:都市・農村の貧困問題、ジェンダー、民主化運動など、2)「国民国家」とエスニシティの関係を考察する:少数民族の「開発」への対応、識字教育問題、民族間対立、民族と宗教問題など。本演習は、あくまで受講生の問題意識に沿ったテーマをめぐる研究・議論の場であるので、プレゼンテーションの場を積極的に利用し、活発な意見交換をしてほしい。また、最終的にゼミ論を作成するので、問題意識から考察、結論までを論理立てて論述する技量も身につけてほしい。例えば、インドネシアの児童労働をテーマとするならば、児童労働の定義、近代化と階層分化、貧困層の暮らし、労働実態そして政府の対応などについて、データ分析し、論理的に考え、論述することができるようにしてほしい。 |
評価方法: | 出席重視。担当するプレゼンテーションの内容、毎回のゼミでの発言、ゼミ論文の内容を総合的に評価する。 |
参考文献: |
ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体−ナショナリズムの起源と流行−』NTT出版、1997年 トンチャイ・ウィニッチャクン『地図がつくったタイ』明石書店、2003年 サニッスダー・エーカチャイ『語りはじめたタイの人びと』明石書店、1994年 |
演習で使用する共通テキストについては、受講生との協議後、決定する。 |
注意事項: | 本演習は、すでに東南アジア社会論I,IIを受講し、東南アジア社会に強い関心を持った者を対象とする。3年次に講義と同時履修する予定の学生、4年次から初めてゼミに参加し卒論を作成しようと考えている学生は、あらかじめ教員の研究室を訪ね、その旨を申し出てほしい。特に、4年生は就職活動と同時進行しなくてはならず、相当な覚悟が必要である。取り組みたいテーマおよび卒論以外に必要な単位などの状況について説明できるように準備しておいてほしい。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――― |
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