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比較文化研究演習-9 哲学する |
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前期は哲学書を読む。今期は、ニーチェの最初の著書であり、且つニーチェの思想の全体を貫く「ディオニソス的なもの」の思想をあらわした重要な書『悲劇の誕生』を読む予定。題名だけ見ると芸術の一領域を論じたものと思うかもしれないが、その内容は、ギリシャの宗教と芸術を主題にしつつ、我々人間の存在そのものと芸術の関わりについて論じるものである。授業の形態は、各自が担当箇所について問題提起し、それに基づいてディスカッションをする。 後期は各自の哲学的関心に基づいて自由発表をしてもらう予定である。各自の問題意識を発表と質疑応答を通じさらに発展させる機会としたい。また卒論執筆予定の学生には中間発表をしてもらう。授業の具体的な予定は初回に相談の上決めることにする。 |
評価方法: | 発表、レポート、平常点等で評価する。 |
テキスト名: | テキスト・参考文献は教室にて指定する。 |
注意事項: | ゼミなので積極的な参加態度は不可欠である。また、前期、後期を通じ、担当者には授業の数日前に発表の素案を持って相談にきてもらう。 |