後期(木・2)時間割表へ
    ブラジル研究入門
  多様なブラジル社会を理解する
KOYASU AKIKO 
子安 昭子
2単位 
1〜4年 
後期 
56002100

今日のブラジルに150万人を越える日系人がいる一方で、日本国内には約27万人のブラジル人が在住する。こうした影響から、現在では多くの日本人がブラジルの格闘技や音楽、また食生活など広くブラジル社会に関心をもっている。地理的には日本から遠いブラジルであるが、日本とブラジルの関係は思っている以上に深いといえよう。またそのブラジルには、先住民(インディオ)や奴隷として連れてこられたアフリカ黒人の子孫たち、そして日本人を含め数多くの移民の歴史から多民族多文化社会が形成されている。
これからの4年間で行うブラジル地域研究の第一歩として、様々な側面からブラジル社会を概観するとともに、「ブラジル地域研究」とは何かを理解する授業としたい。

評価方法: レポート、期末試験、出席による総合的評価。

テキスト名: 基本的にプリントを使用。

注意事項: 国際言語文化学科ポルトガル語専攻の学生は同講義を1年次に履修することが望ましい。またブラジル総合研究I〜IVの受講希望者は、事前に本講義を履修すること。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.授業の進め方、参考図書の紹介
2.ブラジルの地域区分、地域格差
3.ブラジル経済
4.アマゾンと環境
5.ブラジルの人種問題
6.ブラジルの政治
7.ブラジルの外交(主に地域統合)
8.日本とブラジルの関係(貿易・投資から出稼ぎへ)
9.*後半数回は受講者によるプレゼンテーションを予定。