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    ベトナム総合研究
  海外在住ベトナム人(越僑)とベトナム
FURUYA HIROKO 
古屋 博子
2単位 
2〜4年 
集中 
56001500

海外在住のベトナム人(越僑)、特にアメリカ在住のベトナム人について取り上げる。アメリカ社会に適応しながらも祖国との紐帯を保つ彼らの姿を生活、文化、政治、経済面から見ていきながら、1975年以降のベトナム史を振り返る。

評価方法: 授業後にレポート提出。授業態度、授業中に書いてもらう簡単な感想文などと併せて総合的に評価する。

テキスト名: 未定

注意事項: 内容は若干変更になる可能性あり。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.海外在住ベトナム人とベトナムについて。世界各地のベトナム人の概要と歴史的背景について述べる。
2.在米ベトナム人の概要について。彼らの渡米経緯や現在の状況に関する概説。
3.在米ベトナム人に関するビデオ鑑賞。
4.在米ベトナム人の政治的特徴について概説する。
5.在米ベトナム人の経済について。アメリカ社会での職業的特徴、在米ベトナム人コミュニティのビジネス、そして送金等ベトナムと関係したビジネスについて述べる。
6.在米ベトナム人経済がベトナムの政策転換およびドイモイにもたらした影響について述べる。
7.在米ベトナム人経済への知識を深めるためのに関する作業。
8.在米ベトナム人に関するビデオ鑑賞。
9.在米ベトナム人の生活文化について。アメリカで彼らがどのくらい/どうやってベトナムと同じ生活を保っているか、食文化、音楽文化などから考える。
10.在米ベトナム人と故郷について考える。彼らがベトナムに里帰りが不可能だった時代の「故郷」、ドイモイ以降里帰りが可能になった時代の「故郷」との関係について述べる。
11.ドイモイ以降のベトナム政府の政策転換について述べる。
12.10)に関係するビデオ鑑賞。
13.授業のまとめをしながら世界史的意味での在外ベトナム人について考える。
14.ベトナムにとっての在外ベトナム人、在米ベトナム人について授業を振り返りながらまとめる。
15.レポートの課題発表および作業。