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    情報社会論A
  メディアと音楽と社会
AZAMI TOSHIO 
生明 俊雄
2単位 
1〜4年 
集中 
50404101

私たちの現代生活は音や音楽に深いかかわり合いを持っている。特に20世紀入り、音楽を記録・再生するレコードというメディアが普及して、音楽と私たちの社会生活との関係は、大きくその様相が変化することになった。1970年代に入ってから情報化社会が訪れ、1980年代にはデジタル時代を迎えると、レコードはCDへと移行し、ビデオの登場とともに音楽が映像化されるようにもなった。それと平行して音楽とラジオ、音楽とテレビとの関係も深まった。さらに90年代にはインターネットが出現し、音楽や音楽映像のあり方は新たな状況に直面することになった。
このように20世紀の後半に入ってからの音楽を取り巻くメディア・テクノロジーの進展により、私たちの生活と音楽の関連は劇的に変化し、21世紀に入ってからもさらに大きく変化し続けている。情報としての音楽の重要度はますます高まり、映像の重要度もさらに高まりつつある。
この講義では情報化社会といわれて久しい現代社会を、音楽と映像という切り口から検証し、その理解を深めていく。講義になかではできるだけ実際の音楽や映像を視聴することにも比重を置くようにしたい。また私たちの生活の中の実音に耳を傾けることにも時間を充てることにしたい。

評価方法: 評価方法:レポートの成果と出欠席を考慮する。