後期(土・1)時間割表へ
    日本外交史
  戦後60年の日本外交
TSURUTA KAMEYOSHI 
鶴田 亀良
2単位 
1〜4年 
後期 
50403200

第二次世界大戦後、サンフランシスコ講和条約調印、国連加盟を経て展開されてきている日本外交の約60年のプロセスをたどる。その間、アジア周辺国との「戦後処理」、ソ連(ロシア)、韓国、中国等との関係正常化をめぐる課題と対応、日本の戦後の経済発展に伴うグローバルな課題への日本の対応、主要先進国首脳会議(サミット)、APEC等と日本、さらに、9.11テロ事件後の日本の国際協調外交などを中心に取り上げる。
「アジア太平洋地域の安定と繁栄の確保」「平和と繁栄の21世紀の構築」をめぐる課題とそれらへの日本の寄与、日本外交のあり方などにつき学生と共に考えることに努める。

評価方法: 定期試験および途中一回の短いレポート提出、出席状況で評価。

テキスト名: 未定(授業開始時に説明)

参考文献: 五百旗頭眞戦後日本外交史有斐閣最新版
細谷千博日本外交の軌跡NHKブックス、日本放送協会最新版

注意事項: 日本外交史から始め、その後、を履修するのが望ましい。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.I 戦後約60年の日本外交の概況
2.II 戦後約60年の日本外交の軌跡
1.米国の対日占領政策と再検討 *極東軍事裁判
3.2.サンフランシスコ対日講和条約(1951.9)と日米関係
4.3.日本の国連加盟をめぐる問題
5.4.日ソ、日露関係:日ソ国交回復(1956.10)とその後
6.5.日韓国交正常化とその後
7.6.日米関係(1)1960年日米新安保条約調印をめぐる問題
8.(2)沖縄返還交渉と日米繊維交渉、(3)その後の状況
9.7.戦後の日中関係:日中国交回復、平和条約調印とその後
10.8.アジア周辺国、開発途上国と日本:賠償問題
11.III. 日本の経済発展と”積極”、グローバル外交
1.背景 2.ASEAN外交
12.3.サミット外交
13.IV. ポスト冷戦下の外交と特徴点 
1.アジア太平洋地域協力 2.世界経済の繁栄ならびに平和と安定の確保:グローバル社会への貢献
14.V. 9.11テロ事件後の日本の協調外交
15.VI. 21世紀の日本の外交課題
1.当面の日本外交 2.21世紀の外交課題