後期(水・5)時間割表へ |
文化について考える 食文化について考える |
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人間が生きていくための基本である食の問題を取り上げる。食の問題は単に栄養摂取のレベルにとどまるものではない。素材、調理法、食べ方、儀礼、約束事、心の問題など、広く文化を形成している。そして、世界各国、各地域、各民族において独特の食文化が存在し、人びとの生活を特徴づけてきた。 しかし、その他の分野と同様、食にもグローバル化、資本主義化の波は押し寄せている。食料の多くを輸入に依存しながら、「飽食の時代」にあるといわれる現代日本は、その最たるものであろう。他方で、食品の安全や健康・美容に対する関心の高まり、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを重視する考え方などによって、土地に根ざした伝統食が見直されてもいる。現在様々な意味で食への関心が高まりつつある。 ところで、食べるとはそもそもどういうことなのか。本講義では、各講師の専門を活かして、食の問題を多角的に論じ、異文化への理解を深めるとともに、日々の食を考える機会を提供したい、と考えている。 |
評価方法: |
1,単位取得のためには全授業回数のうち3分の2以上の出席を要する。 2,毎回各講義ごとに授業に関する小レポートを提出してもらう(15分程度)。毎回のレポートの内容に基づき総合的に成績評価を行う。 |
テキスト名: |
未定。 授業中に適宜紹介する。 |
注意事項: | 出席を重視し、毎回のレポートで成績を評価するので、各講義に積極的に取り組むこと。 |