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東南アジアの宗教と文化A イスラム教と社会 |
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東南アジア島嶼部のイスラム化は概ね、ジハード(聖戦)ではなく平和的な手段によって敏速に行われた。インドネシア人とマレーシア人にとって、イスラム教は現代において最も強力な求心力となっていることは疑いない。東南アジアのイスラム教徒は中東の諸宗派の影響を強く受けながらも、ネオ近代主義と呼ばれる新しいイスラム宗派を発展させてきた。このように多くの社会習慣に関してイスラム教正統派とは異なる教義を展開してきたことが、東南アジアにおける現代イスラム国家の形成に重要な影響を及ぼした。講義では、今日のインドネシアとマレーシアに見られる人種、民族、ジェンダーをめぐる複雑な対応がどのようにして生まれてきたのかを探る。使用言語は日本語と英語。 |
評価方法: | 平常の授業への参加、レポート、期末試験などを組み合わせて総合的に評価する。 |
テキスト名: | 教科書未定 |
注意事項: | 東南アジアの宗教と文化Iとあわせて受講することがのぞましい。 |