後期(月・4)時間割表へ
    比較思想B
  
UEDA KAORI 
植田 かおり
2単位 
1〜4年 
後期 
50301902

比較思想の考え方を学ぶことによって、思想を相対化するという見方を、実際の文献や資料を通じて養う。
今期はロラン・バルト『表徴の帝国』(ちくま学芸文庫)を読む。バルトが来日時に体験した驚きをもとに論じた日本文化論である。この著作を読むことによって、日本文化の内部に生きる我々が空気のように慣れ親しんでいるはずの日本の様々の慣習・風景を、外から全くの異文化として眺めることができるのである。

評価方法: 試験を中心に評価する。

テキスト名: ロラン・バルト表徴の帝国ちくま学芸文庫1996

参考文献: 中村元比較思想論岩波全書1981

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.「比較」とは何か。
2.比較思想概説
3.比較思想の実践上の諸問題
4.文献の紹介
5.ロラン・バルト『表徴の帝国』講読1
6.ロラン・バルト『表徴の帝国』講読2
7.ロラン・バルト『表徴の帝国』講読3
8.ロラン・バルト『表徴の帝国』講読4
9.ロラン・バルト『表徴の帝国』講読5
10.ロラン・バルト『表徴の帝国』講読6
11.ロラン・バルト『表徴の帝国』講読7
12.ロラン・バルト『表徴の帝国』講読8
13.まとめ