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    組織コミュニケーション論A
  
WADA JUN 
和田 純
2単位 
2〜4年 
前期 
50200501

●情報化とグローバリゼーションの進展にともなう高度知的社会の出現は、組織のあり方にも、組織を担う個人のあり方にも急激な変化を迫りつつある。本講義では、国家や自治体といった「政府」、営利目的の民間組織である「企業」、民間非営利で公益の実現をめざす「CSO」(シビルソサエティ組織/NGO・NPO・財団・ボランティア組織などの民間非営利セクター)の三つのセクターを取り上げ、それぞれが直面している課題や期待される新たな役割を分析する中から、新たな時代における組織のあり方、組織と個人の関わり方、セクター間のパートナーシップなどを考え直す。
●基本テーマは、何が「公益」で、誰がいかにしてそれを決め、実現し、成果を他人と共有し、社会的責任を負うのかという点におき、実社会の実例を通じて考える。
授業計画は次の通りであるが、進行順や講義回数は変更することがある。

評価方法: 自分自身で考えることを各自に求めたいので、授業への出席を重視し、授業中の小レポートや中途での課題レポート、期末試験をあわせて総合的に評価する。

参考文献: 山本正・和田純ほか「官」から「民」へのパワーシフトTBSブリタニカ1998

  講義に沿って随時プリント等を配布し、VTRも使用するが、資料的に整っていない最新状況も取り上げるので、新聞や総合雑誌等を常に読むこと。

注意事項: を履修していなければ、の履修は認められない。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.<序論>組織と公益・三つのセクター・公と官と民
2.グローバリゼーションが迫る組織と個人の変化
3.IT(情報技術)革命が強いる組織と個人の変化
4.広義の政治と狭義の政治、公益をいかにして共有するか
5.政府が強いられる変化と求められる新たな役割
6.企業が強いられる変化と求められる新たな役割
7.CSOに期待される新たな役割と求められる機能
8.高度知的社会の出現
9.イノベーションと新しいマネジメント・アカウンタビリティ(説明・結果責任)
10.個の自立と自己実現
11.ネットワーク・パートナーシップ
12.参画型社会と「個」の確立
13.<まとめ>公益を共同して創り出す・エンパワーメント