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    言語学特別研究
  
KANNO HIROOMI 
菅野 裕臣
4単位 
1〜4年 
通年 
50100500

アルタイ系諸民族のうちチュルク民族は中国北方の突厥に始まり、どんどん西漸を重ね、現在はシベリアから中国領の新疆、中央アジア諸国、アゼルバイジャン、トルコ共和国にまで分布している大民族であるが、これらのうち代表的な言語トルコ語を取り上げる。トルコ語は言語の構造が日本語と似ているとはいえ、微妙に異なる。講義を通してアルタイ諸語の文法の論理にせまる。したがってこの講義はトルコ語会話を目指すものではない。

評価方法: 筆記試験。出欠席を考慮する。

テキスト名: 林徹『トルコ語 文法の基礎 接尾辞・付属語・機能語の使い方』1995のプリントを配布する。

注意事項: 文法の規則をきちんと習得する意気込みがないとついてこられない。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.0 文字と発音
2.1−2 動詞の命令形
3−4 動詞の過去形
3.5−6 動詞の完了形
7−8 動詞の現在形
4.9−10 動詞の未来形
11−12 動詞の中立形
5.13 動詞の義務形 14 人称の付属語
15 動詞の提案形 16 動詞の願望形
6.17 複数接尾辞 18 数詞
19 対象格接尾辞 20 方向格接尾辞
7.21 位置格接尾辞 22 起点格接尾辞
23 共同・手段格接尾辞 24 格の接尾辞・付属語を持たない成分
8.25−26 所属人称接尾辞
27 所属人称接尾辞と他の接尾辞・付属語 28 所有格接尾辞
9.29 位置格接尾辞・所有格接尾辞に付く-ki 30 後置詞(および後置詞的表現)
31 人称代名詞 32 指示詞
10.33 疑問詞 34 疑問の付属語「mi」
35 否定詞 36 動詞の否定形(中立形以外)
11.37 中立形の否定形 38 受け身形
39 使役形 40 可能形
12.41 不可能形 42 副動詞形(1)
43 副動詞形(2) 44 副動詞形(3)
13.45 副同士形(4) 46 副動詞形(5)
47 動名詞形(1) 48 動名詞形(2)
14.49 形動詞形(1) 50 形動詞形(2)
51 形動詞形(3) 52 形動詞形(4) 53 形動詞形の名詞的用法
15.53 形動詞形の名詞的用法 54 断定の補助述語
55 過去の補助述語 56 推量の補助述語