後期(水・3)時間割表へ
    現代ラテンアメリカ文学
  20世紀ラテンアメリカ小説概説2
TERAO RYUKICHI 
寺尾 隆吉
2単位 
2〜4年 
後期 
43300800

1 授業内容・目的
ラテンアメリカの文化的・社会的状況をふまえ、小説作品を中心とする20世紀のラテンアメリカ文学の流れを理解する。「魔術的リアリズム」、「ラテンアメリカ文学のブーム」といったラテンアメリカ文学史のキーワードを、具体的な作品の講読とともにとらえていく。
2 授業の進行
毎回課題テクストを指示し、それを読んでいることを前提に授業を進める。毎週担当者を決めて、授業の最初に簡単な発表を行ってもらう。その上でテクストの難点を明らかにし、重要となる点を議論して深めていく。

評価方法: 授業での発表(30%)と学期末に課すレポート(70%)をもとにする。

テキスト名: 比較的長い小説作品については邦訳を使用し、補助的教材、短編小説などはスペイン語で読むことを心がける。具体的には開講時に指示する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.3. ラテンアメリカ文学のブーム
2.3.1 ブームの内幕とその仕掛け人たち
Elena Poniatonska, "Entrevista con Mario Vargas Llosa” (1969)
3.3.2 世界に広まるラテンアメリカ文学
ガブリエル・ガルシア・マルケス 『百年の孤独』(1967)
4.4. ブーム以降のラテンアメリカ文学
5.4.1 手法的実験の先行
マヌエル・プイグ 『赤い唇』
6.4.2 文学の商業化とベストセラー作家の登場
パウロ・コエーリョ 『アルキミスタ』