後期(木・3)時間割表へ
    スペイン語翻訳法
  
HONDA SEIJI 
本田 誠二
2単位 
2〜4年 
後期 
43200200

今年度より、2年次より履修可能になるこの授業は、原則としてスペイン語翻訳法の継続だが、理論面よりも実践面をなおいっそう強化したかたちで行われる。前もって渡す易しいスペイン語テクストを翻訳し、授業中にその評価を行う。テクストをいかにこなれた日本語に訳すかを学ぶ。なお前年に引き続き、スペイン語の童話の翻訳を試みる。

評価方法: 翻訳演習(レポート)および出席点を加味して総合的に判断する。

テキスト名: Adelaida Garcia Morales, El Sur, Anagrama, 1985

参考文献: 柳瀬尚紀翻訳はいかにすべきか岩波新書2000

注意事項: 童話を訳してみたいという学生を歓迎する。なお去年は翻訳童話のコンクールに4名ほど応募した。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.新聞記事の翻訳とその方法 今日の情報時代に翻訳の果たす役割を改めて考える。インターネットは身近な情報獲得手段だが、それを活用して世界のマスコミにアクセスして、多角的に日本に情報をとりこむことが必要となってきた。
2.評論文(社説)の扱い方 新聞の社説や評論を訳す場合は、事件記事とは異なった表現方法が求められる。
3.小説の翻訳 アデライダ・ガルシーアの『エル・スール』を翻訳する。
4.意訳と直訳の違い 直訳から意訳に変えることの必要性とその弊害について、具体的な文学作品に則して考察する。