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　 　　米国史概論C
　　アメリカ合衆国史
KUROSAKI MAKOTO　
黒崎　真		 4単位　
1〜4年　
後期　
41400603

この授業では、アメリカ合衆国の歴史的歩みを概観し、その輪郭と特色について理解を深める。おおよそ年代順に概観しながら、アメリカ合衆国史の主要問題のいくつかを拾い出し、検討を加えていく。三人種の出会い、独立革命、奴隷制度、南北戦争、フロンティア、爆発的工業化、大衆消費社会の出現、冷戦、公民権運動、女性解放運動、多様の統一といったテーマが主として取り上げられよう。以上のようなテーマを、単に歴史的出来事としてのみ眺めるのではなく、アメリカ合衆国の今日の社会、国民性、外交政策などとどのように関係しているのかという問題意識に照らしてみていく。授業は講義形式で行い、OHCやビデオを適宜使用する。また、参考となる文献や映画も紹介する。

評価方法： 出席状況、試験（方法は未定）と学期末レポートによる総合評価

参考文献： 明石紀雄、飯野正子『エスニック・アメリカ　新版』有斐閣選書、1997年
紀平英作編『アメリカ史　世界各国史24　新版』山川出版社、1999年
大下尚一・有賀貞・志邨晃佑・平野孝編『史料が語るアメリカ』有斐閣、1989年

　 他の参考文献は、授業で随時紹介していく

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
１．イントロダクション
２．北米イギリス植民地―新大陸で出会った三つの人種集団―
３．北米イギリス植民地―ピューリタン―
４．北米イギリス植民地―アフリカ奴隷貿易―
５．アメリカ独立革命と意義
６．独立から建国の時期
７．新首都の建設―ワシントンDC―
８．明白なる運命―アメリカ膨張主義の文脈―
９．フロンティアの歴史と遺産
10．北米黒人奴隷制度の展開―南北セクショナリズムの激化１―
11．北米黒人奴隷制度の展開―南北セクショナリズムの激化２―
12．南北戦争―リンカン大統領を中心に―
13．南部の再建と挫折、法的人種隔離制度の確立
14．爆発的工業化の時代
15．カウボーイの時代
16．発明の時代と大衆消費社会の出現１
17．発明の時代と大衆消費社会の出現２
18．大恐慌から第二次大戦の時期１
19．大恐慌から第二次大戦の時期２
20．冷戦の始まりと核兵器開発競争
21．1950, 60年代公民権運動１
22．1950, 60年代公民権運動２
23．公民権運動の成果と課題
24．女性解放運動１
25．女性解放運動２
26．移民と移民政策の変遷１
27．移民と移民政策の展開２
28．るつぼ理論から多文化主義へ―多様の統一は可能か―
29．日米関係１
30．日米関係２