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    米国研究入門B
  アメリカの政治と社会
KOJIMA KAORU 
小島 かおる
4単位 
1〜4年 
前期 
41400202

2004年はアメリカ大統領選挙の年に当たります。4年に一度のこの一大イベントにはアメリカ国内のみならず世界中の関心が集まります。民主主義の国、自由の国アメリカの一面がクローズアップされる時でもあります。一方、国際社会では、イラク戦争が象徴するアメリカの単独行動主義が批判され、世界中で反米・嫌米感情が高まっています。ともあれ、よきにつけあしきにつけ超大国アメリカの存在感は際立っているというべきでしょう。本講義では、アメリカの政治と社会ついて、まず制度や仕組みといった基礎的知識を学習しながら、今日アメリカで争点となっているテーマを解説します。日々、様々なメディアを通じて供給されるアメリカに関する情報を正確に分析・判断する能力を身につけて欲しい。合わせて、今年の大統領選挙をより身近なものとして分析する目も養って欲しい。

評価方法: 期末の試験によって評価する。但し、任意のレポートも受け付ける(6000字程度)。レポートを出さないことによる不利益はないが、提出者には30点を限度に期末試験の成績に加点する。

参考文献: 五十嵐武士他編アメリカの社会と政治有斐閣ブックス1995
飛田茂雄アメリカ合衆国憲法を英文で読む中公新書1998

  その他参考文献に関しては授業中に適宜紹介する

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.アメリカ合衆国憲法
2.大統領の権限と役割
3.連邦議会
4.政党
5.司法の役割
6.移民の国
7.黒人問題
8.リベラルと保守
9.女性
10.宗教右翼
11.アメリカの外交:孤立主義と国際主義
12.選挙の仕組み
13.ジョージ・W・ブッシュ政権の内政と外交
14.2004年大統領選挙