神田外語大学2004年度シラバス

　　英語統語論

　　脳内文法：文構成の原理を探る（２）

KUWABARA KAZUKI　桑原　和生	4単位
	2～4年
	後期

41100600

「英語統語論　I」で学習した内容をさらに探求するコース。「英語統語論　I」では検討しなかった言語事実の詳細な分析を通して、（１）　人間という種の個体の脳に内在する言語知識とはどのようなものか。（２）　言語知識はいかにして脳内に形成されるのか、という問いに対してさらに考察を進めていく。IとIIを合わせて統語論の全体像が明らかになるので、前期にIを履修した人はIIも履修することが望ましい。

評価方法：

中間試験と期末試験によって評価する。

テキスト名：

Andrew Radford, Syntax: A Minimalist Introduction, Cambridge University Press, 1997

注意事項：

「英語統語論I」の単位を取得した学生を対象とする。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――

１．	言語理論とは
２．	統語範疇
３．	文の基本構造
４．	構造格,　構造的概念
５．	空範疇（１）
６．	空範疇（２）
７．	空範疇（３）
８．	Head Movement （１）
９．	Head Movement （２）
10．	Head Movement （３）
11．	演算詞の移動（１）
12．	演算詞の移動（２）
13．	演算詞の移動（３）
14．	主語について（１）
15．	主語について（２）
16．	A-Movement （１）
17．	A-Movement （２）
18．	動詞句の構造：VP Shell （１）
19．	動詞句の構造：VP Shell （２）
20．	動詞句の構造：VP Shell （３）
21．	Agreementの投射（１）
22．	Agreementの投射（２）
23．	Agreementの投射（３）
24．	まとめ