後期(火・2)時間割表へ
    政治学B
  日本の「国際貢献」論
NAGAI HIROSHI 
永井 浩
2単位 
1〜4年 
後期 
30002102

日本の国際的役割について多様な視点から考察する。主要なテーマは、日米同盟を軸とする安全保障とアジアとの関係を中心としたODA(政府開発援助)。これらの問題を日本国憲法に立ち戻りながら検討し、われわれが世界に発信できる真の「平和」モデルとは何かを考えたい。

評価方法: 期末の試験・レポートが中心だがその他の要素も加味して総合的に判断する。

テキスト名: テキストは特に指定しないが、参考書は授業中に適宜紹介する。

注意事項: メディアをつうじて国際問題に対する日本の動きにつねに関心をもつようこころがけてほしい。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.近代日本の国際的位置の歴史的変化
2.湾岸戦争と「国際貢献」論
3.PKOへの自衛隊の派遣
4.周辺事態法からテロ対策支援法へ
5.日米同盟と日本国憲法の空洞化
6.国際社会のなかの平和憲法
7.ODAによる非軍事的貢献
8.アジア外交と経済協力
9.ODA論議の活発化
10.開発と平和をめぐる概念の転換
11.グローバルな諸問題とNGOの成長
12.新しい平和モデルの創造へむけて