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    宗教学A
  文化を深く理解するツールとしての宗教学
KUYAMA MICHIHIKO 
久山 道彦
2単位 
1〜4年 
前期 
30000801

文化を理解することの練習の一つが、「宗教」を理解することです。現代宗教学の成果を学びながら、この多様なる世界・人間・自分を解明していきましょう。

評価方法: 出席や質問、そして自由提出のレポートなどを平常点とし、学期末試験と併せて、各人の学期間の学びの成果を総合的に評価します。

テキスト名: 石田慶和・薗田坦宗教学を学ぶ人のために世界思想社1989

参考文献: 井上順孝・星野英紀・月本昭男宗教学を学ぶ有斐閣1996
山本誠作・長谷正当現代宗教思想を学ぶ人のために世界思想社1998

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.「宗教学」ってどんな学問?:宗教を研究することの意味
2.「宗教現象」ってどんなもの?:宗教へのアプローチ
3.「信じる」ってどんなこと?:究極的関心としての信心(信仰)
4.「意味の世界」ってどんな世界?:聖と俗と日常性
5.「宗教的象徴」って具体的には?:私たちの周りの意味の媒介とその効果
6.「神話」って何か意味あるの?:民族のルーツと市民宗教
7.「精神の深層構造」って私にもあるの?:構造主義的神話研究に学ぶ
8.「儀礼」って私に関係あるの?:礼拝と通過儀礼
9.「祭」って楽しい以外に意味あるの?:歴史的成立プロセスとその機能
10.「呪術と占い」ってチョッと興味ない?:コスモロジーと世界観
11.「宗教の世俗化」って何のこと?:現代人にとっての宗教の意味
12.「宗教」も進化するの?:宗教の起源と類型から宗教史を考える
13.「新新宗教」ってブームでしょ?:現代日本人の宗教観
14.「宗教的」って人間の本性かな?:意味世界の根拠としての宗教