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インドネシア語総合-3 |
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26000503 |
インドネシアの諸民族(bangsa/suku)や文化(kebudayaan)について書かれた基礎的な文章をよみこなすことをめざす。インドネシアでは、日常会話で使われる口語とは対照的に、文章表現はおかたく、観念的なものが多い。また、地域社会や民族文化は国家政策の影響を受けやすいため、例えばスマトラの「ムラユ」やカリマンタンの「ダヤク」のような、一見ただの民族名称にすぎない言葉にも政治性が含まれている。そのような落とし穴をみぬく批判力と柔軟な思考も身につけていこう。 従って、テキストも政治的・文化的「中心地」であるジャワやバリに対して、「周縁部」の中に括られた地域からえらんで配布する。とくに希望する地域・民族があれば、初回の授業で申し出ること。 |
評価方法: | 受講者の参加型授業とし、出席・翻訳と読解・文献調査などの総合評価とする。 |
テキスト名: |
講読テキストは配布するが、それとは別に、インドネシア各地の地名や民族名が調べられるような事典・文献も買っておくとよい。例えば、 石井米雄(編)『東南アジアを知る事典』平凡社 石井米雄(監修)『インドネシアの事典』同朋舎 綾部恒雄ほか(監修)『文化人類学事典』弘文堂 祖父江孝男ほか(編)『世界民族事典』弘文堂 など。 |