言語学特論演習 
HASEGAWA NOBUKO
長谷川 信子 
4単位 
  
通年 

博士後期課程のゼミ。日本語と英語を中心にした比較統語研究の観点から、言語の理論的研究の成果を建設的、批判的に考察し、学生各自の研究トピックテーマを発展させつつ理論構築に貢献することを目的とする。ゼミの具体的内容は、学生の研究テーマと関わる最先端の研究論文を読み込むことが中心となるが、今年度は、次の観点を強調したい。
・ 統語構造と述語の項構造(概念意味構造)
・ ミニマリスト理論の理解とその枠組みでの研究論文の読み込み
・ 英語の種々の構文と理論との関わり  

評価方法: クラスでの発表と期末の研究論文

テキスト名: Ken Hale and Samuel Jay Keyser, Prolegomenon to a Theory of Argument Structure., MIT Press, 2002.
Howard Lasnik, Minimalist Analysis, Blackwell, 1999.
中島平三(編)『[最新]英語構文辞典』大修館書店、2001年
以上の三冊の本を取りあえずのテキストとするが、言語理論関連学術誌の掲載論文を必要に応じて取り上げる。