コミュニケーション理論 
AONUMA SATORU
青沼 智 
4単位 
  
通年 

本科目はコミュニケーションという社会行為・現象についての理論的・分析的・批判的言説(theoretical, analytical and critical discourse)に積極的に参加するための基礎的な知識を修得することを目的とする。近年、実社会および様々な学問領域においてコミュニケーションの重要性が(再)認識され論じられてはいるが、不幸なことに「断片的」な知識に基づいたものが多いのが実情である。本科目ではコミュニケーションを文化、国家、民族、時代などといったものを超越した「普遍的」な行為・現象と捉え、それについて学生諸君と共に「体系的」に論じていきたい。それと同時に、コミュニケーションを一つの研究領域(a field of inquiry)として考える際に我々が留意すべき様々な問題(例えば「方法論」や周辺研究領域との関係など)についても学んでいきたい。  

評価方法: 1.(前期)小論文その1(20%)
2.(後期)小論文その2=Research question & methodology(20%)
3.(学年末)「conference-paper-quality」の論文及び口頭発表(60%)

テキスト名: テキストはユニポストにてコピーを各自購入とのこと。詳細は第一回目の講議の際に指示する。

注意事項: 上記の授業計画は前期の予定である。詳細・変更等は第一回目の講議の際に指示するので注意すること。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.Orientation
2.Overviewing the concept of communication
3.The self as a communicator
4.Interpersonal communication
5.Listening
6.Small group communication
7.The verbal message
8.Voice and speech
9.Public speaking situations
10.Nonverbal communication
11.Interviewing
12.Group dynamics
13.前期のまとめ/後期に向けて