評価法研究 
KOBAYASHI MIYOKO
小林 美代子 
4単位 
  
後期 

特にコミュニケーション能力を測定するテストとはどのようなものかに焦点を当てながら、より精度の高い、望ましい言語テストのあり方を探求する。まず、言語テストで測定しようとしている「言語能力」について考察した後、妥当性・信頼性・波及効果といった評価に不可欠の概念を把握する。様々なテスト形式の特徴を知ると同時に、実際のテスト例を分析・評価し、その長所・短所を探る。テスト作成のために必要な手順を学んだ後、各技能の評価にふさわしいテスト法を考える。実際に小テストを作成し、presentation, discussionにより、作成したテストを相互に吟味する。また、近年重視されるようになってきた、形成的評価・学習者自身による評価・初等教育における評価・評価に関する倫理的問題にも触れたい。テスト得点の分析に必要な基礎的な統計を紹介すると同時に、統計的手法が用いられた実証的研究を参照・分析するので、「統計処理法」を履修しておくことが望ましい。  

評価方法: Class participation
Presentations
Test development and administration
Written assignments

テキスト名: McNamara, Language Testing, Oxford University Press, 2000.
その他随時、評価法に関する研究論文

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.Introduction
2.Basic Concepts and Issues of Language Testing
3.Features of Communicative Language Testing
4.Critiquing articles (1)
5.Test Development Procedures and Test Specifications
6.Formative Assessment
7.Critiquing articles (2)
8.Tests of Receptive Skills: Reading and Listening
9.Tests of Productive Skills: Writing and Speaking
10.Test Development: Critiquing Draft Items
11.Basic Statistics in Language Testing
12.Test Analysis and Interpretation of Test Results and Discussion
13.Presentations and discussions
14.Summary and Course Evaluation