英語科教育法ID 
ONODA SAKAE
小野田 榮 
2単位 
3〜4年 
前期 

中学校・高等学校の英語教師を志す人のために、実践的な英語指導技術の習得を目指す。教育現場で求められるプロの英語教師を養成するため、特にthe Oral Methodを中心とした英語指導法の技術とその背後にある考えを学ぶ。講義に加え、ディスカッションやワークショップを多く取り入れ、自ら授業を体験してもらうことで指導のポイントを体得してもらう。授業は高等学校の授業展開を中心に扱い、可能であれば現場の高校教師による授業実演を取り入れる予定である。前期は、Oral Introductionを中心に行う。
真摯な姿勢と向上心を持ち、きちんと準備して授業に臨める学生で、英検準1級、TOEIC650点あるいはKEPT62点レベルの英語力を持っていることが望ましい。4月3日に履修者20名を決定するため、先に挙げた英語の力を有している者は、その証明書を持参すること。資格に達していない者は、当日高校1年生程度の英語基礎力試験を受験してもらう。  

評価方法: 出席、授業中の実演、模擬授業、レポート、小テスト

テキスト名: 望月昭彦他3名『新学習指導要領にもとづく英語科教育法』大修館書店、2001年
文部省『高等学校学習指導要領解説』開隆堂、1999年
安藤昭一他『New Stream』増進堂、1998年
Norma Shapiro他, The Oxford Picture Dictionary (English/Japanese), Oxford University Press, 1998.
以上のテキスト以外に、プリント集をUnipostで購入のこと。

注意事項: レポート等、提出物の締め切りはきちんと守ること。締め切り後は、一切受け付けないので注意すること。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.英語指導法検討(教師による実演と討論)
2.日本の英語教育の抱える問題点、高校現場の状況
3.理想的な英語教師とは。言語習得理論
4.教師によるOral Introductionの実演と指導法検討
5.授業の流れと4年生あるいは教師による授業実演、指導案の書き方の指導
6.the Oral Methodによるモデル授業ビデオ視聴と生徒の発話を促すテクニックの検討
7.学生によるOral Introductionの実演(4人)
8.          〃
9.          〃
10.          〃
11.          〃
12.テキストの説明の方法、文法説明の方法
13.指導案の書き方の指導、文部科学省学習指導要領の分析
14.学生個別指導