道徳教育の研究A 
AZUMA TOSHINORI
東 敏徳 
2単位 
2〜3年 
前期 

今日の教育状況を考える時、道徳教育の持つ意味は大きい。子どもや生徒にとり、学校教育を含めた教育全体が与える影響の大きさを考えるなら、道徳教育に際し、教師が子どもや生徒のためにどのような働きかけができるか、熟慮しなければならない。それだけに、本講義では道徳教育の実践を踏まえ、その理論的分析を行うことが中心のテーマとなる。  

評価方法: 授業の出席を重視し、期末試験および提出物を勘案して成績を考える

参考文献: 東 敏徳『教育って何だろう』ユージン伝、1996年

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.序〜道徳は教えられるか
2..道徳教育の歴史(1)戦前の教育
3..道徳教育の歴史(2)戦後の教育
4..道徳的判断の構造(1)実例の分析
5..道徳的判断の構造(2)主体性の構造
6..道徳的判断の構造(3)道徳的三段論法
7..道徳的判断の構造(4)判断の階層性
8..道徳性の発達段階(1)ハインツのジレンマ
9..道徳性の発達段階(2)コールバークの発達段階説
10..道徳性の発達段階(3)ジレンマ教材
11..道徳教育の実践方法(1)実践事例〜中学生
12..道徳教育の実践方法(2)資料選択
13..道徳教育の実践方法(3)事例1.いじめ、他
14..道徳教育の実践方法(4)事例2.登校拒否、他
15.まとめ〜道徳教育の意義と課題