教育行政学 
OKABAYASHI TAKASHI
岡林 隆 
2単位 
2〜4年 
前期 

私たちの住む現代社会は、法律がもとになって動いている。一見関係がないように思われる教育でも、その背景には、法律、行政の制度があって毎日の教育活が行われている。これらについて基本的な知識を身につけて初めて良き教育者となることができる。そこに教育法規や教育行政を学ぶ必要性が出てくる。
今日、教育を取り巻く環境は大きく様変わりしつつある。講義では、このことに理解を深めつつ、学校教育に必要な基礎的な法律、制度の仕組みを中心に、体罰、いじめ、学校事故など、具体的な問題にも触れ、教育行政についての体系な知識の修得を目指すことにする。
なお、第一回の講義において、講義概要のプリントを配布する予定。  

評価方法: 期末試験の成績と授業の出欠状況を勘案して評価する。期末試験は、予め提示する小論文問題と択一・穴埋め問題の計2題を出題する。

テキスト名: 森 隆夫編著『必携学校小六法(2004年版)』協同出版、2003年

注意事項: 授業の開始時までに、上記使用教材を購入し、授業に持参すること。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.総 論    教育法令の概要
         教育・教育行政の基本原則
2.行政組織  国、都道府県、市町村
3.学校制度  学校の体系と目的
         学校の設置と管理
4.学校運営  入学、学年、学期
         教職員の職務と公務分掌
5.〃     学校評議員
         職員会議
6.教育指導  教育課程の編制(1)
7.〃     教育課程の編制(2)
8.〃     教科書・補助教材
9.児童生徒  生徒指導
         児童生徒の懲戒
10.〃     学校事故
11.教職員   採用と服務・懲戒と分限
12.〃     勤務時間などの勤務条件
13.学校開放  施設の利用
         開放事業
14.練習問題  期末試験の練習問題の解説
15.試験実施  論文と択一問題による試験