研究演習-4 
KOBAYASHI MIKI
小林 美樹 
4単位 
3〜4年 
通年 

自動詞と他動詞の交替、二重目的語構文、複合語などの観点から日本語と英語の特徴を考える。
例えば、(1)の他動詞構文に対して(2)の自動詞構文が存在するが、同じ 'break' という動詞を使った(3)の他動詞構文には対応する自動詞構文は無い。
  (1)The strong wind broke the window.
  (2)The window broke.
  (3)He broke the Olympic record.
日本語においても他動詞「破る」に対して自動詞「破れる」が存在するが、(4)の他動詞構文に対応する自動詞構文は無い。(「約束は破れた」は日本語として正しくない。)
  (4)彼は約束を破った。
このような言語事実を観察し、そこにどの様な原則が働いているのかを考える。
日本語や英語の言語現象についてどの様な説明が可能なのかを考えることを楽しめる学生の受講を希望します。  

評価方法: 授業への貢献、レポート

注意事項: 「英語学概論」、「現代英文法」を履修済みであることが望ましい。未履修の場合はこの科目と同時に履修すること。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
受講者と話し合って決める予定。