地域・国際研究演習-5 |
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メキシコ研究・ラテンアメリカ地域文化研究 |
ラテンアメリカの経済統合、自由貿易協定構想の下、ラテンアメリカ諸国の社会経済が大きく変換が迫られているなかで、とりわけ2003年秋に締結予定の「日墨自由貿易協定」を契機に、メキシコと日本の経済貿易関係はより一層活性化し、メキシコに進出する日本企業も大きく様変わりされよう。ラテンアメリカ地域研究ゼミである本演習では、従来通りのラテンアメリカ近現代史の研究に加えて、メキシコ総合研究を取り上げる。メキシコ市場に進出する約400社の日系企業の存在を視野に入れた措置であるが、特に「日墨政府交換留学生」(2001年度の留学生は現在、メキシコ国立自治大学にて勉学中であり、2002年度留学生試験では2名(女子)の本学学生が合格し、本年の8月に出発の予定)の受験を考えている学生にとっては得るところの多いゼミとなろう。 卒業論文の基礎研究であり、各自が主体的かつ積極的に取り組むべきことはいうまでもないが、文献精読を通して分析能力を養い、2年間かけて、学生生活の集大成とも言うべき卒業論文を書き上げるよう願ってやまない。 授業は以下の要領で進める。 (前期) 本演習の卒業論文集「ラテンアメリカ論集(Boletin 'Las Americas')」および学会論文の精読、基礎文献の収集、 研究テーマの検討、参考文献リストの作成、研究テーマの設定、が主な作業となる。 3年生は夏期休業前に、研究テーマ(複数)および研究概要を提出する(基本文献を記して返却する)。 4年生は、前期開始後、できる限り早い時期に、「卒業論文」の課題、研究趣旨、方法などをまとめた研究ノートを提出する。 (後期) 3年生は研究テーマの中間発表、論文にまとめる作業を継続する。 4年生は卒業論文(もしくはゼミ論文)の仕上げにかかり(論文執筆については適宜、指導する)、「卒業論文集」の編集・製本に向けて、作業を継続する。 卒業論文の提出期日(翌年1月早々)を考慮すると、卒業論文は遅くとも11月中旬までに初稿を完成させることが絶対条件となることを、肝に銘じておかれたい。 |
評価方法: | 平常の取り組み姿勢、中間研究発表、ゼミ論文(3年生)、卒業論文(4年生)により総合的に評価する。 |
テキスト名: |
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注意事項: | 「ラテンアメリカ史概論I/」および「ラテンアメリカ研究入門I/」が履修済みであるか(同時履修であること)、「メキシコ特殊研究」または「ラテンアメリカ経済論」、その他、ラテンアメリカ研究に関する科目を履修済みか、同時履修が望ましい。 |