ブラジル総合研究IV 
TAKAGI KO
高木 耕 
2単位 
2〜4年 
前期 
ブラジルの社会と文化

ブラジルの多民族多文化社会が生み出す豊かな文化形態や、約1億7000万人の国民が抱える社会問題などに焦点を絞り、他の国との類似点や相違点などを指摘しながらその特徴を浮き彫りにしていく。また、日本在住のブラジル人労働者や、その子弟の教育に関する問題などもテーマとして採り上げる予定である。講義では実際にブラジル人に読まれている新聞や雑誌、インターネット配信記事などを教材として使用し、各受講生には、ブラジルの時事問題や流行などを知ることに努めてもらう。  

評価方法: レポートの作成とプレゼンテーションを基本的な採点対象とした上に、出席状況と授業参加姿勢とを加味する。

参考文献: 富野幹雄、住田育法『ブラジル学を学ぶ人のために』世界思想社、2002年
講義の中でプリントを配布するが、ポルトガル語と英語の文献が中心になるので、受講希望者は2言語の基礎的な知識を持っていることが望ましい。

注意事項: 本講義受講希望者は、「ブラジル研究入門」を履修しておくこと。なお、「ブラジル研究入門」未履修ながら本講義の受講を希望する学生は、必ず講師の許可を得ること。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.講義概要の説明〜ブラジル社会の特異性〜
2.ブラジル関連文献資料の探し方
3.レポートの書き方指導
4.習慣/国民気質
5.食生活/宗教/音楽
6.貧困問題/社会的格差
7.教育問題/保健医療問題
8.環境問題/先住民族問題
9.日系人の活躍
10.プレゼンテーション(評価)
11.プレゼンテーション(評価)
12.プレゼンテーション(評価)
13.プレゼンテーション(評価)
14.総括
15.予備日