タイ総合研究I 
YANO HIDETAKE
矢野 秀武 
2単位 
2〜4年 
前期 
タイの宗教と社会

本講義では、タイ社会を理解する際に重要な要素といえる、宗教についての基礎的な知識を身につけることを目的とする。本講義の主たる内容は、タイの仏教・キリスト教・イスラーム・精霊信仰などとタイ社会との関係であるが、さらにこれらの宗教についての一般的な解説(歴史や思想の解説)をも行い、宗教一般を理解するために必要な基礎知識や視点も紹介する。  

評価方法: 出席状況(20%)、課題レポート(20〜30%)、試験(50〜60%)の総合評価とする。課題レポートは課題として与えられた文章(英語またはタイ語の記事など)を、日本語での訳(ないしは要約)と感想などをA4で2〜3枚にまとめる。授業時試験は年に1回最終講義の際に行う。内容は、論述形式を主たるものとし、講義の内容を理解し、自分の言葉で説明できるかどうかを評価する。

参考文献: 石井米雄『タイ仏教入門』めこん、1991年
小野澤正喜『暮らしわかる アジア読本 タイ』河出書房新社、1994年
その他の参考文献は授業開始時に教室で指示する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.概論
2.仏教とは
3.タイ仏教と民衆1
4.タイ仏教と民衆2
5.タイ仏教史概論
6.社会変容と仏教1
7.社会変容と仏教2
8.社会変容と仏教3
9.キリスト教とは
10.タイのキリスト教
11.イスラームとは
12.タイのイスラーム1
13.タイのイスラーム2