コンピュータと人間科学 
NAKAYAMA MIKIO
中山 幹夫 
2単位 
2〜4年 
後期 
コンピュータを通して人間を科学する

コンピュータと人間、ネットワークと社会は互いに類似関係にある。そのため人がその認識や行動様式を誤ると人が情報技術を使うのではなく、情報技術に人が使われ、人の精神活動に好ましくない影響を与える可能性もある。
本講義では情報技術は人間を科学した成果であるとの視点で、その成果を自分という人間にフィードバックする。コンピュータと人間の共通点と相違点の把握、科学的理解を通して、コンピュータと人間への見方と関わりを考察しヒューマンリテラシーの獲得を目指す。
内容は次の通り。コンピュータと思考、エキスパートシステム、コンピュータと言語理解、人工知能、学習するコンピュータ、コミュニケーション科学と進化、情報技術と人の心と体、コンピュータ中毒とネットワーク犯罪、ヒューマンマシンインタフェース、バーチャルリアリティ、サイバースペース、コンピュータネットワークと人間社会。  

評価方法: 授業態度、小レポート、期末試験により総合的に評価する。

参考文献: 中山幹夫『コンピュータと人間』http://www.kuis.ac.jp/~nakayama/内のエッセイ、2002年
ジェーン・M.ハーリー『コンピュータが子供の脳を変える』大修館書店、1999年
下原勝憲『人工生命と進化するコンピュータ』工業調査会、1998年
山田博『脳とコンピュータ』NTT出版、1990年
片方善治『サイバースペース』海文堂、1996年
大須賀節雄『ヒューマンインタフェース』オーム社、1992年
必要に応じて適宜プリント資料を配布する。

注意事項: ホームページhttp://www.kuis.ac.jp/~nakayama/で授業情報の提供あり。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.コンピュータから学ぶヒューマンリテラシー
2.コンピュータと思考
3.エキスパートシステム
4.コンピュータと言語理解
5.人工知能
6.学習するコンピュータ
7.コミュニケーション科学と進化
8.情報技術と人の心と体
9.コンピュータ中毒とネットワーク犯罪
10.ヒューマンマシンインタフェース
11.バーチャルリアリティ
12.サイバースペース
13.コンピュータネットワークと人間社会