日本現代史 
TSUCHIDA HIROSHIGE
土田 宏成 
2単位 
1〜4年 
後期 
戦後史概説

敗戦から現代にいたる日本の現代史を概観する。改革の必要が叫ばれて久しいが、依然現代日本には閉塞感が漂っている。今を理解し、将来への展望を図るためには、過去に学ぶ必要がある。本講義では、現代日本の骨格が出来た戦後の歴史を扱い、現状の問題点にも迫りたい。テキストには日本現代史に関する最新の概説書である、河野康子著『戦後と高度成長の終焉』を用いる。  

評価方法: 小レポート、後期末試験、授業態度をもとに評価する。

テキスト名: 河野康子『日本の歴史24 戦後と高度成長の終焉』講談社、2002年

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.ガイダンス
2.日本の敗戦。
3.戦後改革と日本国憲法の制定。
4.政党政治の復活。
5.サンフランシスコ講和条約。
6.55年体制の成立。
7.日ソ国交回復と日米安全保障条約の改定。
8.高度経済成長。
9.自民・社会二党制から多党化へ。
10.高度経済成長の歪み・公害と環境問題。
11.沖縄返還。
12.日中国交正常化。
13.田中角栄の列島改造論と石油危機。
14.バブルの発生と崩壊。
15.55年体制の終焉。