ジェンダー論B 
YOSHIDA MITSUHIRO
吉田 光宏 
2単位 
1〜4年 
後期 
文化人類学的視点によるジェンダーの研究:基本的アプローチ

文化人類学におけるジェンダーの基本的なパースペクティブ、概念、問題点等を検証する。現在の様々な社会におけるジェンダー、つまり、日常生活で構築されていく「男性」であること/「女性」であることの「文化的意味」を理解するために、どのような文化人類学的アプローチがあるかを扱う。女性/男性の役割、それぞれに期待されること、様々な社会における男性と女性との関係やそれぞれのアイデンティティ形成のありかたなどを理解するために、これまで提唱されてきたジェンダーに関する理論やモデルを紹介し、それぞれの問題点を検証する。  

評価方法: 筆記試験。レポート。授業への参加。

テキスト名: Moore, Henrietta L. 1988 Feminism and anthropology.
Rosaldo, Michelle,and Louise Lamphere, eds. 1974 Woman, Culture and Society.
『男が文化で、女が自然か?性差の文化人類学』山崎監訳 晶文社、1987年