ジェンダー論A 
MATSUI KEIKO
松井 佳子 
2単位 
1〜4年 
前期 
ジェンダー概念の検証

1970年以降われわれの生活に登場するようになった、社会的、文化的性差観念の「ジェンダー」とは一体何なのか。この授業ではジェンダー概念の意味、射程、可能性、限界といったものについて考えるために、ジェンダーのイメージ、家族のあり方、セクシュアリティと身体、働くことや社会との関係などをとりあげた後、ボーヴォワール、イリイチ、ジュディス・バトラーといったジェンダーの理論家の文献も検証したい。  

評価方法: 出席率、ミニレポート、試験の総合評価とする。

テキスト名: 池内靖子 他編『21世紀のジェンダー論』晃洋書房、2002年
その他必要に応じてプリント(配布)および簡易製本(ユニポストにて販売)を用います。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.ジェンダー概念とは何か
2.ジェンダー・イメージ
3.家族の中のジェンダー
4.セクシュアリティと身体
5.異性愛/両性愛/同性愛
6.セクシュアル・ハラスメント
7.ジェンダー関係はどうあるべきか
8.中間試験
9.ボーヴォワールの『第二の性』
10.       〃
11.イリイチの「ヴァナキュラー・ジェンダー」の概念
12.ジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』
13.定期試験