国際平和論I |
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●20世紀ほど世界が戦乱に明け暮れ、膨大な人々が被害を被った時代はない。と同時に、20世紀ほど真剣に平和が希求されてきた時代もない。そうした経験があるにもかかわらず、1990年代に入って冷戦が終結し、グローバリゼーションや情報技術革命が進展すると、世界では前にもまして民族紛争や内戦が激化し、国際テロや核開発などが大きな脅威となりつつある。そうした中では、「国際平和」が何を意味し、「平和」がどういう状態を指すのか、具体的なイメージをなかなか描けなくなってきた。平和の阻害要因は多様化し、平和を目指すシステムも複雑化して充分に機能していない。 ●本講義では、20世紀を対象に、こうした「戦争・破壊と国際平和の希求」の流れを歴史的かつグローバルに振り返る中から、これまでの経験と課題を概観し、その将来の展望と選択肢を考える。 授業計画は次の通りであるが、進行順や講義回数は変更することがある。 |
評価方法: | 自分自身で考えることを各自に求めたいので、授業への出席を重視し、授業中の小レポートや中途での課題レポート、期末試験をあわせて総合的に評価する。 |
テキスト名: |
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注意事項: | Iを履修しなければ、は履修できない。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――― |
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