日本経済論IIB 
TAKAO MAKIKO
高尾 真紀子 
2単位 
1〜4年 
後期 
現代日本経済の課題

長期低迷する日本経済の課題について、少子高齢化、高度情報化、グローバル化などテーマ別に検討する。なるべく身近な話題から入りつつ、テーマごとに議論を深め、ミクロ及びマクロ経済学の考え方を身に付ける内容とする。  

評価方法: 授業への出席と貢献度、数回のレポート提出を総合的に評価し、試験は行いません

テキスト名: テキストはありません。適宜資料を配布し、参考文献は授業の中で提示します。

注意事項: 日本経済論Bとは独立した内容ですので、IBを履修していなくても履修できます。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.現代日本経済の課題−長期低迷の日本経済が抱える諸課題
2.少子・高齢化と日本経済−結婚の経済学と少子化がもたらすもの
3.高度情報化と日本経済−IT革命は本当か?
4.グローバル化と日本経済−メイド・イン・中国とグローバルスタンダード
5.金融危機と不良債権問題−銀行の役割と金融政策の失敗
6.不況とデフレ−インフレとデフレの経済学
7.失業と日本経済−中高年のリストラ不安とフリーターの漂流
8.財政と社会保障システムの危機−あなたの老後は大丈夫?年金、医療、介護の仕組
9.環境問題と日本経済−環境と経済は両立するのか?日本企業の挑戦
10.地方経済の疲弊と挑戦−公共投資依存の経済からの脱却
11.日本企業の国際競争力−トヨタ、ホンダはなぜ強い?モジュール型と統合型
12.ベンチャーの育成−ベンチャーを育てる土壌
13.教育システム改革と日本経済−学歴社会の功罪、教育の国際競争力
14.もう一つの経済−NPOの役割、ボランタリー経済の可能性
15.まとめ