国際法II 
TAKAMURA YUKARI
高村 ゆかり 
2単位 
1〜4年 
集中 
地球的課題と国際法

近年の国際社会の緊密化、日常生活や労働の国際化は、国際法の知識をますます必要なものとしている。本講義では、「国際法」の履修で得られた国際法の基本原則に関する理解を前提に、様々な分野で現在用いられている法規則について学び、国際社会で起こる様々な出来事について法的観点から理解し、検討する力をつけることを目的とする。特に、1.国際社会の平和と安全の維持、2.人権の国際的保障、3.環境保護といった、最近国際協力が求められている分野に適用される国際法の規則と制度について講義を行う。国際法が関連するその時々の時事問題に関する検討も随時講義のなかで行う予定である。  

評価方法: 成績は、1.筆記試験により評価する。ただし、2.(筆記試験を補充するものとして)1ないし2回の小レポートによる評価を筆記試験に加点する(レポートの提出は自由)。

テキスト名: 西谷元編著「国際法資料集」を使用する予定。
参考文献については、講義中に紹介する。

注意事項: 「国際法」と「国際法」は、段階履修ではないが、「国際法」は、「国際法」の履修を前提に講義を進めるので、「国際法」を履修し、その後「国際法」を履修するのが望ましい。