日本語ディベートC 
USUI NAOTO
臼井 直人 
4単位 
1〜2年 
後期 

目標:
大学4年間の知的生活の中ではそれまでの学問成果に関する文献を批判的に読み、それに基づき新たにリサーチを行ない、自分の新しい考えを整理してまとめ、それを他人の前で効果的に発表する機会がおおい。このクラスではディベート活動を通じて口頭による討論の練習をすることにくわえて、そのような大学生活に必要な批判的思考力や態度を養い、そしてリサーチの方法の基礎も学んでいくことを目標とする。
活動内容:この授業では3つのトピックによるディベートを行います。(トピックは2002年度後期のもの。変更の可能性あり。)
1)「日本はバレンタインデーを廃止すべきである。」
このクラスにおける初めてのディベートであるので、身近なトピックを用いて、まずは人前で議論をすることを体験することを目的とします。
2)「日本は未成年者の携帯電話利用を大幅に制限すべきである。」
このディベートでは、より深くリサーチをして、データに基づく議論を使用したディベートを目指します。
3)「日本は死刑を廃止すべきである。」
最後に、きちんとした形で構成された議論を用い、一つのトピックで肯定側・否定側両方の側に立ってディベートをすることを体験します。
その他、ディベートの議論の構成法など、最低限の講議と多くのグループディスカッションで解説していきます。  

評価方法: 以下の3点を総合的に評価する。
*出席及び積極的な授業への参加
*日本語ディベートの実践
*肯定側第1立論スピーチの原稿提出
各自、ディベート「日本は死刑を廃止すべきである」の肯定側第1立論のスピーチ原稿を作成し提出すること。書式はA4の紙にワープロを使用すること。

テキスト名: プリント集をユニポストで購入のこと

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.講義概要説明、自己紹介、ディベートとはなにか、ディベートの意義、チーム編成
2.ディベートビデオ鑑賞及びノートのとり方の練習、トピック「日本はバレンタインデーを廃止すべきである。」グループ・ディスカッション及び論点の整理
3.バレンタインデー・ディベート第1試合、第2試合
4.バレンタインデー・ディベート第3試合 反省
5.トピック「日本は未成年者の携帯電話利用を大幅に制限すべきである」グループ・ディスカッション及び論点の整理、政策ディベートにおける基本的な議論の構成法
6.携帯電話ディベート第1試合、第2試合
7.携帯電話ディベート第3試合、反省
8.トピック「日本国は死刑を廃止すべきである」グループ・ディスカッション及び論点の整理、批判的思考とは何か
9.「日本国は死刑を廃止すべきである」第1試合、第2試合
10.「日本国は死刑を廃止すべきである」第3試合 反省
11.「日本国は死刑を廃止すべきである」第4試合、第5試合
12.「日本国は死刑を廃止すべきである」第6試合、反省
13.総まとめ