国際ビジネス・コミュニケーション論IIB 
KANOU FUMIKO
狩野 史子 
2単位 
2〜4年 
後期 

インターネットの出現、コンピューター技術の進歩は、個人や企業の活動を大きく変えるとともに、国際間のコミュニケーションの速度、規模を飛躍的に拡大している。
本講は、インターネットの出現をメルクマールとして、インターネットが社会やビジネスにどのような影響を与え、どのような変化をもたらしたかを歴史的、体系的に捉えた上で、新しいビジネスモデルの中でのコミュニケーションのあり方を学び、これから国際ビジネス社会にはばたこうとする学生の基礎知識の育成を目的とする。
本講は、インターネットビジネスを総合的に捉えるものであるが、教授法は実際のビジネス界で起こっているケーススタディを中心に生きた情報を伝達することを主眼とする。
また、学生とのコミュニケーションを重視し、学生が漠然と抱くビジネス社会や仕事に対する疑問や質問に講義を通じて答えて行きたい。
授業の柱として、学生による研究課題のプレゼンテーションを行う。研究テーマは、講義を通じて学んだことから自由に選択してよい。研究課題のプレゼンテーションを通じて、ビジネスコミュニケーションの手法を学ぶことを目的とする。
授業は、下記を予定しているが、担当講師以外のインターネットビジネスのエキスパートの講義を組み入れる予定であり、それに従いスケジュールを変更する。
国際ビジネス・コミュニケーション論(後期)では、下記の点を中心に講義する。
 1.インターネットビジネス市場の実態
    インターネットビジネスに関連する市場の規模をデータによって定量的に把握する。
 2.インターネットビジネスにおけるビジネスモデルの研究
    インターネットビジネスにおけるビジネスモデルを研究する。
    インンターネット及びインターネットビジネスの今後を展望すると共に、インターネット時代におけるビジネスコミュニケーションのあり方、必要なビジネススキルを考察する。  

評価方法: 出席、研究課題発表から総合的に評価

参考文献: 米国商務省著・室田泰弘『米国商務省リポート/デジタル・エコノミー』東洋経済新報社、2002年
インターネット協会『インターネット白書2002』インプレス、2002年
米倉誠一郎『経営革新の構造』岩波文庫、1999年
テキストは特に指定しない。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.Eビジネスの概略
2.Eビジネスの概略(ビデオ)
3.企業と企業活動について
4.B2B(企業間取引)について
5.B2C(消費者向け取引)について
6.研究課題の発表
7.Eビジネスのビジネスモデル(SCM)について
8.Eビジネスのビジネスモデル(CRM)について
9.Eビジネスとベンチャー企業について
10.Eビジネスの事例研究(1)
11.Eビジネスの事例研究(2)
12.研究発表
13.  〃
14.まとめ
15.試験