組織コミュニケーション論IB 
USUI JUNKO
臼井 純子 
2単位 
2〜4年 
前期 
情報化の進展による企業・自治体のコミュニケーションの変容

近年、情報化の進展は、企業、地方自治体、NPOなど様々な組織で、既存の組織コミュニケーションのあり方を大きく変えようとしている。例えば、新たなコミュニケーションのツールの代表とされるインターネットの発達は、家庭、社交だけでなく、企業、地方自治体、NPOなどの組織内、組織間のコミュニケーションを飛躍的に変容させる。
本講では、既存組織(企業、自治体、NPOなど)におけるコミュニケーションの実態、問題点を踏まえ、現在進行している新たな組織コミュニケーションについてケーススタディを踏まえ、今後の展望について論議するものである。尚、基本的に授業は双方向性で行う。  

評価方法: 出席・発表・討論(60%)と期末試験(40%)の総合評価とする

テキスト名: 基本的にはテキストは使用しないが、参考文献に関しては積極的に読むこと
参考図書:
 桑田耕太郎・田尾雅夫『組織論』有斐閣アルマ 1998
 野中郁次郎『経営管理』日経文庫 1980
 野中郁次郎・竹内弘高『知識創造企業』東洋経済1996
 野中郁次郎『アメリカ海兵隊 非営利組織の自己革新』
 島田達巳『地方自治体における情報化の研究』文眞堂 1999年
 アンソニー・ギデンズ(著)佐和隆光(訳)『暴走する世界 グローバリゼーションは何をどう変えるのか』ダイヤモンド社 2001年

注意事項: 出席は前提、活発な討論をしてほしい 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.イントロダクション 〜組織とは〜
 企業および自治体に関する課題の説明
2.企業の組織構造とコミュニケーション
組織原則、組織階層、動態組織、SBUについて
3.組織におけるコミュニケーションの問題点
BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)
4.情報化の進展による組織とコミュニケーションの変容
 SCM(サプライチェーンマネジメント)
5.情報化の進展による組織とコミュニケーションの変容
CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)
6.まとめ
7.課題発表(企業編)
8.    〃
9.自治体組織とコミュニケーション
 自治体の組織構造とコミュニケーション
10.組織におけるコミュニケーションの問題点
行政内部組織・組織間のコミュニケーション
11.情報化の進展による組織とコミュニケーションの変容
行政と市民間のコミュニケーション
12.情報化の進展による組織とコミュニケーションの変容
地域情報化によるコミュニケーションの変化
13.まとめ
14.課題発表(自治体編)
15.     〃