コミュニケーション論IIA 
 
SAU KUEN FAN 
2単位 
1〜4年 
後期 
ポライトネスから見た日本人のコミュニケーション

本講義ではポライトネスの概念を導入し、日本人のコミュニケーションの特徴を考察し、分析する。取り上げるトピックは、賞賛、感謝、依頼、陳謝、怒りを予定しているが、学生からの希望も取り入れていく。授業では、出席者のグループ・ディスカッションを取り入れ、特に第二言語としての英語習得と日本語習得との関係について考える。  

評価方法: 出席と授業参加 20%
課題(3回)30%
期末テスト 50%

テキスト名: プリント教材

注意事項: 受講希望者が30名を越える場合は、前期修了者、4年生、3年生、2年生の順で選考し、2回目の授業で発表する。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.ポライトネスとは
2.ポライトネス研究の理論:
Neustupnyのポライトネス・システム、Lakoffのポライトネス・ルール、Leechのポライトネスの公理、Brown and Levinsonのポライトネス・ストラテジー
3.言語によって表現されるポライトネス
4.非言語によって表現されるポライトネス
5.日本人の「思いやり」
6.Brown and Levinsonのポライトネス理論
7.FTA(Face threatening act)とポライトネス・ストラテジー
8.賞賛とポライトネス
9.感謝とポライトネス
10.依頼とポライトネス
11.陳謝とポライトネス
12.怒りとポライトネス
13.まとめ
14.テスト