日本語学特論C 
HASEGAWA NOBUKO
長谷川 信子 
4単位 
1〜4年 
前期 

他の日本語学についての授業を既に一つ以上修得済みであることを想定しているが、学生の知識背景をそろえることを目的に、先ず、プリントなどを用いて日本語の基本的な語形態と文構造、統語的特長を整理する。その上で、文の核となる動詞の意味と機能を、英語の構文との比較を交えて考察し、日本語の文法と語彙化について、体系的に考察する。学生は、講義およびテキストを理解するとともに、自分の興味のある文法現象を取り上げ、それについてこれまでの研究に言及して研究レポートを作成する。  

評価方法: ・基本的には講義が中心で、テキストの予習・復習は必ずしてくることが前提。
・2週に1度程度、「宿題」を出す。(提出期限厳守、遅れた場合は受け付けない)
・評価は、宿題、中間試験、期末試験、期末レポート、クラス討議への参加(出席を含む)、を総合的に考慮する。

テキスト名: 長谷川信子『生成日本語学入門』大修館書店、1999年
影山太郎(編)『日英対照 動詞の意味と構文』大修館書店、2001年

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.(第1週〜第4週:計8回の授業)プリント、テキストにより、日本語の基本的文構造、格助詞の機能、動詞の活用と助動詞、受動文と使役文、などを概観する。
2.(第5週〜第8週:計8回の授業)動詞の意味と文の要素(自動詞文と他動詞文、移動動詞)
3.(第9週〜第12週:計8回の授業)各種の構文(結果構文、関係節、複合語など)