日本語学特論A 
KIGAWA YUKIO
木川 行央 
4単位 
1〜4年 
前期 

千葉県・東京都を中心とした地域の方言を中心に日本語の方言および各種の変種について考察する。方言の研究にはさまざまな方法があり、いろいろな角度から研究されている。例えば、記述的な研究(音声・アクセント、文法、語彙)、言語地理学的研究、社会言語学的研究などである。この授業では、まず日本語の方言の概観、および方言研究の概説を行った上で、今年度はアクセントおよび性差や年齢差などの属性による異なりについて、先行研究の紹介した上で実際に簡単な調査の実施をするなどして考察を加えていく。  

評価方法: 自分で調査等を行なった結果等をレポートとして提出してもらう。また出席など平常点も考慮する。

テキスト名: テキストは用いない。参考書は適宜指示する。

注意事項: 日本語学を履修していることが望ましい。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.方言とは何か
2.方言研究の分野
3.日本語方言の概観
4.日本語のアクセント
5.東京方言におけるアクセント変化
6.千葉方言・埼玉方言アクセント
7.日本語における属性による差
8.日本語における性差年齢差
9.日本語における性差(歴史的研究)
10.日本語における性差(方言)
11.書き言葉における性差
12.現代大学生のことばに見られる性差