スペイン語翻訳法II
HONDA SEIJI
本田 誠二
2単位
3〜4年
後期
この授業はスペイン語翻訳法の継続だが、理論面よりも実践面をなおいっそう強化した演習のかたちで行われる。前もって渡したテクストを翻訳してもらい、授業中にその評価を行う。とくにインターネットを活用して、最近の新聞記事を題材とし、それをいかにこなれた日本語に訳すかを学ぶ。
評価方法:
定期試験および演習、出席点を加味して総合的に判断する。
テキスト名:
インターネットを使ったテキスト検索を行うのでパソコンは必携である。
授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.
新聞記事の翻訳とその方法 今日の情報時代に翻訳の果たす役割を改めて考える。インターネットは身近な情報獲得手段だが、それを活用して世界のマスコミにアクセスして、多角的に日本に情報をとりこむことが必要となってきた。
2.
評論文(社説)の扱い方 新聞の社説や評論を訳す場合は、事件記事とは異なった表現方法が求められる。
3.
事件記事とその扱い方 世界で起きるさまざまな事件を即時的に翻訳するために必要な知識、テクニックについて。
4.
意訳と直訳の違い ジャーナリズムの言葉にはその社会でよく用いられる用法・用語というものがある。直訳から意訳に変えることの必要性とその弊害について。
5.
情報化時代における翻訳の意義 翻訳機の登場によってより簡便で実用翻訳が可能となった。その可能性と限界について。
6.
翻訳と通訳、その機能的差異 翻訳はテクストに時間をかけることができるが、通訳ではそうはいかない。即時的な口頭翻訳である通訳について。